正規表現

解説

メタキャラクターという特別の文字を使って、ある文字パターンを表現するのが 正規表現である。
vi, grep, sed, awkなど、文字列を扱うコマンドには良く使われる。
シェルでも、ファイル名を表す時やswitch文などに使用されるが、他のコマンドとは使用方法が少し違うので、注意が必要である。

メタキャラクターの種類

*

前の文字の0回以上の繰り返し(シェルでファイル名を表す場合は0文字以上の任意の文字)

.

任意の1文字(シェルでは?)

[...]

[]の中の一文字
-を使用して範囲を表すこともできる
^では[]内にない文字を表す

^

行頭 (シェルには無い)

$

行末 (シェルには無い)

\(文字列\) (シェルには無い)

文字列をタグにする
タグを参照するには\1,\2などを使用する

使用例

• abcで始まりxyzで終る文字列
  
  abc.*xyz
  abc*xyzでは、ab の後に c が0文字以上続く文字列、という意味になってしまう。
• 行の先頭からmainとなっている文字列
  ^main
• 最初の文字が数字で次に何か2文字あって最後がaaaになっている文字列
  [0-9]..aaa
• deepが3つ並んだ文字列
  \(deep\) \1 \1

注意

使用できるメタキャラクターの種類はコマンドによって違うことがある。
(特にシェルの場合)

参考

• ファイル名の正規表現