タッチタイピングとは、キーボードを見ないで正確にキーボードを打つテクニックのことである。
(ブラインドタッチとかいう言い方もあるが、あまり良い言い方ではないのでここでは使わない)
タッチタイピングができるようになると、キーボードが早く打てるようになるし、
目をあっちこっち移動しなくて済むので疲れない。
最初は難しく感じるかも知れないが、1週間ぐらい毎日1時間ぐらい練習すれば、
ゆっくりでもできるようになる。
まず、左手の人指し指を f キーの上、右手の人指し指を j キーの上におき、 残りの指を順番に横一列のキーの上においてゆく。
この指の位置をホームポジションと呼ぶ。 タッチタイピングをする時は、このホームポジションがすべての基本になる。
コンピュータのキーボードでは、必ずと言って言いほど
f と j のキーは突起が付いていたり、少しヘコンでいたりして
形が他のキーと違っている。
これは、この2つのキーがホームポジションで人指し指をおくキーですよと言う印である。
このおかげでわざわざキーボードを見なくても指をホームポジションに置くことができるようになっている。
タッチタイピングでは各キーを押す指は決まっている。
ホームポジションに指をおいた時、指の縦一列のキーは同じ指で押すことになる。
タッチタイピングでは各キーを押す指は決まっている。
両手小指、人指し指は少しキーを押す範囲が広くなっている。
まず、この各指で打つキーを覚えること。
最初は、キーボードを見ながらで良いから a から順番に z までと 0 から 9 まで、
それからその他の記号キーを順番に押して、どの指がどのキーを押せば良いかを覚えてゆく。
その際気をつけるのは、一つのキーを打つ時にはキーを打つ指以外、
ホームポジションから指を離さないようにすることである。
と言ってもキーを打つ指以外の、すべての指をホームポジションに
つけたままだと打ちにくいので、少なくとも1本の指はホームポジションから離さないようにする。
例えば、1 を打つ時は左手小指で打つが、その時少なくとも
左手人指し指はホームポジション( f キー )から離さないようにする。
そして、キーを打ったらすぐに手の位置をホームポジションに戻すようにする。
すべてのキーはホームポジションから打ち始めて、
キーを打った後はホームポジションに戻るようにするのが基本である。
これを繰り返してキーを打ってゆく。
キーを打つ時の指の位置は以下の通りである。
上のことに気を付けながら、始めはゆっくり、なれるにしたがって段々早く打つようにする。
始めはとにかく毎日少しでも繰り返しやること。
ホームポジション、キーを押す指を覚えたら、
適当なテキスト(C言語のプログラムなど)を vi などを使って打ち込んでみよう。
早くキーを打つ指を覚えて、絶対にキーボードは見ないこと。
キーボードを少しでも見ていると上達しない。
どんなにゆっくりでも良いから一つ一つのキーを押す時の指の形を
繰り返して覚えればすぐにできるようになる。