pushd, popd, dirs

機能

ディレクトリへのアクセス (pushd, popd, dirs)

説明

ディレクトリの移動には、cd コマンドを使用するが、複数のディレクトリ間を 何度も移動する場合には、以下の pushd, popd, dirs などの コマンドを使用すると、いちいちディレクトリの名前を覚えておかなくても 良いので効率良くディレクトリ間の移動が出来るようになる。

コマンド

pushd

2番目のディレクトリと現在のディレクトリを入れ換える。

pushd directory

directory が指定してあると、そのディレクトリを スタックに積んで、そのdirectoryへ移動する。

pushd +n

n 番目のディレクトリをスタックの一番上に積んで、そのディレクトリへ移動する。

popd

スタックの一番上のディレクトリを捨てる。
そして、その次のディレクトリへ移動する。

popd +n

スタックの n 番目のディレクトリを捨てる。

dirs

現在、スタックに積んであるディレクトリを表示する。
一番左のディレクトリが現在のディレクトリである。

dirsのオプション

-v

スタックを番号付で表示

-S

スタックの内容を~/.cshdirsまたはシェル変数$dirsfileの指定したファイルへ保存

-L

~/.cshdirsまたはシェル変数$dirsfileからスタックの内容を読み出す

例

% pwd
/CG/CG00/ad000000
% ls
kadai1/ kadai2/
% pushd kadai
/CG/CG00/ad000000/kadai /CG/CG00/ad000000
% pushd ../kadai2
/CG/CG00/ad000000/kadai2 /CG/CG00/ad000000/kadai /CG/CG00/ad000000
% pushd
/CG/CG00/ad000000/kadai /CG/CG00/ad000000/kadai2 /CG/CG00/ad000000
% pushd +2
/CG/CG00/ad000000 /CG/CG00/ad000000/kadai /CG/CG00/ad000000/kadai2
% popd
/CG/CG00/ad000000/kadai /CG/CG00/ad000000/kadai2
%