pnmconvol

機能

pnmにpnmのマスクによるフィルターをかける

起動方法

    ppmconvol convolutionfile [pnmfile]

説明

convolutionfileをマスクとして使ってpnmにフィルターをかける。
convolutionfileとしてはpbm, pgm, ppmが使える。
pnmfileが指定されていなければ、入力は標準入力になる。
出力は標準出力になる。
ppmをフィルターとして使った場合はRGBそれぞれの値が別々にppmfileのRGBに フィルターの値として使われる。
だからppmの場合はppmfileのRGBにそれぞれ違うフィルターをかけることもできる。
またconvolutionfileとして使われるpnmの解像度はたて、横とも奇数の値になって いなくてはない。
フィルターをかける時の重みの値はその点の値をval、色数の最大値をmaxvalとして
val-maxval/2
となる。
たとえば

P2
3 3
18
6 7 8
9 10 11
12 13 14

のようなconvolutionfileをフィルターとして使うと実際は

-3 -2 -1
0 1 2
3 4 5

というフィルターを使ったのと同じである。
このコマンドは主に下の例のように画像をぼけさせる(平滑化)ために使われる。

フィルターの例

参照

プログラマー/バージョン

Copyright (C) 1989, 1991 by Jef Poskanzer.

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