tr

機能

文字の変換

起動方法

     tr [-cds] [ string1 [ string2 ] ]

説明

入力されたファイルの string1 を string2 に変換して出力する。
入力は、標準入力、出力は、標準出力である。

オプション

-c
string1で指定された文字以外の文字を変換する。
-d
string1 で指定された文字を削除する。
-s
2つ以上続いた文字を1つの文字にする。

文字の指定方法

文字を指定する時(string1,string2)には、以下のような方法が使用できる。

string
string に変換したい文字、変換後の文字を並べる
\octalnum
octalnum に8進数を使って文字を指定する
[a-z]
aからzまでの英字
[a*n]
aの文字のn回の繰り返しを表す。

# tr "[a-z]" "[A-Z]" < file1 > file2
file1の中の小文字を全て大文字に変換する。
# tr -d "\015" < file1 > file2
file1の中にある余分な改行コード(015)をとる。
DOSで作られたテキストファイルなどをUNIXに持ってきた時などに、使用する。
(DOSの改行は015012)
# tr "\015" "\012" < file1 > file2
Macの改行コード(015)をUNIXの改行コード(012)に変換する。

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