値を返すプロシージャ

return の例

return 文を使えば、 プロシージャの中で行った計算結果を、答えとして返すことができます。
返された答えの値は、変数に代入したり、コマンドの一部として使用できます。

実行例

menseki() という円の面積を計算するプロシージャと、 menseki() を利用して答えを表示するプロシージャ printAns() を作ってみましょう。

  1. 以下のプロシージャを、menseki.mel というファイル名で保存します。
    global proc float menseki(float $r)
    {
    	float $ans = 3.1415 * $r * $r;
    	return $ans;
    }
    
  2. 以下のプロシージャを、printAns.mel というファイル名で保存します。
    global proc printAns()
    {
    	float $m = menseki(2.0);
    	print ("半径 2.0 の円の面積は " + $m);
    	float $m = menseki(3.0);
    	print ("半径 3.0 の円の面積は " + $m);
    }
    
  3. スクリプト エディタ から ファイル → ソーススクリプト によって menseki.mel を読み込みます。
  4. 同様に、スクリプト エディタ から ファイル → ソーススクリプト によって printAns.mel を読み込みます。
  5. スクリプト エディタ のインプットウインドウに printAns() と打ち込んで実行します。
  6. スクリプト エディタ のヒストリウインドウに、以下のように表示されます。
    半径 2.0 の円の面積は 12.566
    半径 3.0 の円の面積は 28.2735

上の例では、2 つのプロシージャを別のファイルに分けて保存しましたが、 1 つのファイルに並べて書いておいて実行することもできます。

参考


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