HTMLデータの作り方6

CSS ( スタイルシート )

CSS( Cascading Style Sheet )とはHTMLにおいてレイアウトを表現するための文法である。 HTMLのタグはあくまでも文書の構造を表すものなので、文字の大きさ・色・段付けなどレイアウトやデザインを決めるにはCSSを使うようにする。

CSSの利点

CSSの使い方

CSSを使うには以下の3つの方法のいづれかで行う。

実際に使用する時には3番目のCSSファイルを作って、各HTMLファイルに 読み込ませる方法が後のメンテナンスが楽で良いだろう。

CSSの例

CSSを使った簡単なHTMLの作り方について以下に述べる。

  1. CSSファイルを作る。
    viなどで適当な名前(例えばtest.css)のCSSファイルを作る。
    ここではバックの色を赤にして、<H1>タグの中の文字を白色にしている。
    # cat test.css
    BODY {
    	background: red;
    }
    H1 {
    	color: white;
    }
    
  2. HTMLファイルの中にCSSファイルを取り込む。
    そのためにCSSファイルの名前をtest.cssとすると、 以下のように<HEAD>タグの中に<LINK>タグによって test.cssファイルを取り込んでおく。
    # cat test.html
    <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/REC-html40/loose.dtd">
    <HTML>
    <HEAD>
    <TITLE>タイトル</TITLE>
    <LINK REL = "stylesheet" TYPE = "text/css" HREF = "test.css">
    </HEAD>
    <BODY>
    <H1>CSSのテスト </H1>
    スタイルシートのテスト
    </BODY>
    </HTML>
    
  3. ブラウザで表示する。
    # netscape test.html
    

CSSを使う時の注意

現在CSSにはCSS1とCSS2というバージョンがあるがNetscapeやIEなどの ブラウザではCSS1のほとんどとCSS2の一部をサポートしている。
しかし、NetscapeとIEでは使うことのできるCSSが違うので どちらかのブラウザしかうまく表示できないことが有り得る。

参考


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