インターネットへの接続

インターネットのハードウェア(伝送媒体)

インターネットにおいて、データを実際に伝えてゆく媒体として以下のものがある。

モデム

モデムとはデジタルのデータを、電話回線に流すためにアナログデータ(音声信号)に変換する機器である。
普通の電話回線を使用して、個人でプロバイダーなどに接続する時はモデムを使用する。
現在、52600bpsのスピードを持ったものが主流になっている。

接続方法

モデムはコンピュータのRS232Cと、電話のモジュラージャックとに接続される。

内蔵のモデムの場合には、電話線を直接コンピュータに接続すれば良い。

ISDN

ISDN(Integrated Services Digital Network)とは、簡単に言えば デジタルの電話回線である。
NTTではこれをINSという名前で提供している。 INSには「INSネット64」と「INSネット1500」とがあるが一般には64の方が良く使われる。 (1500は料金が高く、設備も大がかりになるので個人には難しい)
INS64では、64Kbps(Bチャネル - データ伝送用)x2 + 16Kbps(Dチャネル - 制御信号用)で構成される。
つまり、64000bpsの回線2本と16000bpsの回線1本があってそれらを同時に使用できるものになっている。

ISDNの利点

普通の電話回線(アナログ)と比べて次のような良いところがある。

ISDNの欠点

逆にアナログ回線と比べて、欠点と思われるのは以下の点だろう。

DSUとTA

DSU(Digital Service Unit) はデジタル回線接続装置と言って 電話回線とISDN回線のインターフェイスになるものである。 このDSUにTA(Terminal Adapter - ISDN信号をアナログ信号などに変換する)を接続して、 TAからコンピュータや電話器、FAXなどに接続する。 (実際はDSUを内蔵したTAが多い)

ダイアルアップルータ

現在、流行りつつあるのがLANからISDNにアクセスできる ダイアルアップルータである。
これからインターネットに接続したい人、現在はモデムを使って接続している人はこのダイアルアップルーターがお勧めである。

ダイアルアップルーターとは

LANからプロバイダーなどを通して、インターネットに接続するための機器である。
LANに接続されたコンピュータからインターネットにアクセスすると 自動的にプロバイダにダイアルして接続し、ある時間アクセスがないと接続を切ってくれる。 接続時に少し時間がかかるのを除けばほとんど専用線の感覚で使用できる。
最近各社から安価な製品が発売されるようになったので、 SOHOなどでの普及が見込まれる。

ダイアルアップルーターの特徴

ダイアルアップルーターの種類

現在、個人で購入できる代表的なダイアルアップルーターは以下の通り。
いずれも実売価格¥30,000台〜¥40,000台位である。

参考


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