文字列を検索する

複数のファイルからある文字列を探す

一つか二つのファイルからある文字列を探すのは、viのサーチ(検索)の機能を使ってもできるが、たくさんのファイルの中から探すためには grepコマンドを使う方が便利である。

grepの使用例

grepは文字列が見付からなければ、何も表示しない。

# grep test tmp.c      <- tmp.cからtestを探す
test();                <- testという文字列がtmp.cの中にあれば表示する
# grep test *.c
test.c:int test;       <- testという文字列がtest.cの中にある
tmp.c:test();          <- testという文字列がtmp.cの中にある
# grep -l test *.c       <- testという文字列含むファイル名だけを表示する
test.c
tmp.c
# grep -i test tmp.c   <- -iをつけると大文字・小文字を区別しなくなる
int TEST;
float Test;
test();
#

練習課題

• psコマンドの出力から自分の実行しているプロセスだけ表示させてみよう。
  (ヒント)
  grepはファイル名をつけないと標準入力からデータを読み込む。
  他のコマンドの出力をパイプを使って入力することによって大量の出力の中から特定の部分だけを表示できる。

まとめ

• ファイルの中から特定の文字列を探す時はgrepを使う。

参考

• Command Reference
• grep
• 「続・たのしいUNIX」 p.184 ~ p.196