シェルスクリプトとはUNIXのコマンドを組み合わせて作るプログラムのことである。
コマンドラインから打ち込んで実行されるコマンドをひとつ以上ファイルに書いておくと、それらのコマンドを後から一つのコマンドのように何度でも実行できるようになる。
これはいつも同じ、複数のコマンドを実行しなければならない時などに便利である。
そして、それだけはなく後で学習するようにC言語のような変数・制御構造なども使えるので更に複雑な処理もできる。
まず、この授業のためのディレクトリ(unix2)を作って、そのディレクトリの中で作業することにする。
# mkdir unix2 <- ホームディレクトリの下に作る # cd unix2
とりあえず簡単なシェルスクリプトを作ってみる。
ls
lsだけ書き込んでviを終了する
# csh test.sh <- test.shを実行する test.sh <- test.shを実行した結果 # ls test.sh <- キーボードから直接打ち込んだlsの結果もちろん表示されるファイル名は各自で違うものが表示されるかもしれない。
# vi test.sh <- test.shの中身をpwdに書き換える # cat test.sh <- test.shの中身を表示 pwd # csh test.sh <- test.shを実行する /CG/CG99/ad990101 # pwd <- 直接pwdを実行する /CG/CG99/ad990101
次に、2つ以上のコマンドをファイルに書き込んで実行してみよう。
ls
pwd
# csh test.sh <- test.shを実行する test.sh <- lsの結果 /CG/CG99/ad990101 <- pwdの結果