pnmarith

機能

二つのpnmファイル同士を演算して出力する

起動方法

     pnmarith -add|-subtract|-multiply|-difference pnmfile1 pnmfile2

説明

入力ファイルとして二つのpnmファイルを読み込み、ピクセル同士を演算して 出力する。
pnmfile1 か pnmfile2 のどちらか一方を、- にするとそちらの入力は標準入力になる。 出力は標準出力になる。
演算は最大値を1.0、最小値を0.0としてその間の値を線形に補間して計算する。
また結果は0.0から1.0に正規化される。
(0.0以下の値はは0.0に、1.0以上の値は1.0になる)

パラメータの説明

-add

加算(pnmfile1 + pnmfile2)

-subtract

減算(pnmfile1 - pnmfile2)

-multiply

乗算(pnmfile1 * pnmfile2)

-difference

減算(pnmfile1 - pnmfile2)した結果の絶対値

例

org1.ppm
org2.ppm
として、次のコマンドを実行すると、以下のような結果になる。
pnmarith -add org1.ppm org2.ppm > out1.ppm
out1.ppm
pnmarith -sub org1.ppm org2.ppm > out2.ppm
out2.ppm
pnmarith -mul org1.ppm org2.ppm > out3.ppm
out3.ppm
pnmarith -dif org1.ppm org2.ppm > out4.ppm
out4.ppm

参照

• pbmmask
• pbmpaste
• pnm
• pnminvert

プログラマー／バージョン

Copyright (C) 1989, 1991 by Jef Poskanzer.
Lightly modified by Marcel Wijkstra

wijkstra@fwi.uva.nl