pnmnlfilt

機能

pnmファイルに非線形フィルターをかける

起動方法

    pnmnlfilt alpha radius [pnmfile]

説明

pnmファイルに"swiss army knife"フィルターをかける。
radiusの値は0.33333から1.0の間である。
alphaの値は次の3通りのパターンに分類される。

0.0 <= alpha <= 0.5

Alpha trimmed mean filter
alphaの値が0.0の時はsmoothingをかけたのと同じ効果になる。
alphaの値が0.5の時は1ピクセル分のノイズを消すために有効なフィルターになる。 単にsmoothingを書けた時よりきれいに消せる。
radiusの値はフィルターの強さを表す。

1.0 <= alpha <= 2.0

Optimal estimation smoothing alphaの値が大きいほどsmoothingが良くかかる。
radiusの値は0.8から1.0の間でないと効果が少ない。

-0.9 <= alpha <= -0.1

Edge enhancement 画像の輪郭を強調するフィルターである。

出力は標準出力になる。

例

org.ppmとして、次のコマンドを実行すると、
pnmnlfilt 0.0 1.0 org.ppm > nlfilt1.ppm
pnmnlfilt 1.5 1.0 org.ppm > nlfilt2.ppm
pnmnlfilt -0.5 1.0 org.ppm > nlfilt3.ppm
nlfilt1.ppm
nlfilt2.ppm
nlfilt3.ppm
となる。

参照

• pgmenhance
• pnmconvol
• pnm

プログラマー／バージョン

Graeme W. Gill

graeme@labtam.oz.au