Render

機能

MAYAデータのレンダリング

起動方法

Render [options] シーンデータ名

説明

MAYAのデータをコマンドラインからレンダリングするコマンドである。
読み込まれるレンダリングデータ(data)はバイナリーデータ( ~.mb )、アスキーデータ( ~.ma )のどちらかである。
画像のファイル名・番号などは Render Grobals で設定したとおりになる。
デフォールトではレンダリング結果の画像ファイル名は以下のようになる。

例えば test.mb というアニメーションのデータをレンダリングすると、
test.iff.1 test.iff.2 test.iff.3 ...
という画像ファイルが作られる。
また、画像ファイルが作られるディレクトリ(フォルダー)は、デフォールトでは以下のようになる。

オプション

-s n
n フレーム目からレンダリング開始
-e n
n フレーム目までレンダリング
-b n
n フレームステップごとにレンダリング
-of format
出力画像のフォーマットを変更する。
format は以下のいづれか一つ。
-fnc int
出力ファイルの命名規則
3
出力ファイル名.####.拡張子
4
出力ファイル名####.拡張子
#### の部分は -pad で決まる。
-pad int
画像ファイル番号の桁数
-proj projName
プロジェクト名 projName のシーンファイルをレンダリングする。
レンダリングされた画像ファイルは、このプロジェクトの下にある images ディレクトリに作られる。
-rd dir
レンダリングされた画像ファイルの作られるディレクトリを dir にする。
-rl layerName
layerName の Render レイヤのみレンダリングする。
-x n
出力画像の X 方向の解像度を n にする。
-y n
出力画像の Y 方向の解像度を n にする。
-yl n (古いバージョンのフラグ)
出力画像の下から何ピクセルまでをレンダリングするかの設定する。
-yh n (古いバージョンのフラグ)
出力画像の上から何ピクセルまでをレンダリングするかの設定する。
-reg left right bottom top
出力画像の左(left)から右(right)と、 下(bottom)から上(top)までのをレンダリングするかの設定。
-cam cameraName
カメラの名前
-p filename
-im filename
出力イメージファイル名
-rep boolean
イメージファイルがすでに存在する場合は、そのイメージをレンダリングしない。
booleanの値は、以下のとおり。
0
画像ファイルが存在するフレームはスキップ
1
すべてのフレームをレンダリング
-listRenderers
使用できるレンダラーの種類を表示する。
-renderer renderer
renderer を使ってレンダリングする。
renderer の種類は -listRenderers で調べられる。
ちなみに、Maya 8.5 における出力結果を以下に示す。
% Render -listRenderers

default: Maya software renderer
file: Use the renderer stored in the Maya file
hw: Maya hardware renderer
lightmap: Mentalray lightmap
mi: Mentalray Exporter
mr: Mentalray renderer
sw: Maya software renderer
vr: Vector renderer

使用例


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