キーフレーム・アニメーション

キーフレーム・アニメーションの手順

キーフレーム・アニメーションは以下の手順で作ってゆく。

1. オブジェクトを作っておく。
2. currentTime で現在の時間を設定する。
3. オブジェクトのアトリビュートを変更する。
4. setKeyframe でキーフレームを決める。
5. 上の2から4を繰り返してアニメーションを作る。

アニメーションの例

球を円状にアニメーションさせるMELスクリプト。

1. 以下のMELスクリプトをcircleAnimation1.melという名前で作る。

   global proc circleAnimation1(float $rad, int $frame)
   {
   	float $add = 0.1;
   	float $r = 0.0;
   
   	sphere;
   	for($i = 0; $i < $frame; $r += $add, $i++)
   	{
   		currentTime $i;
   		$x = $rad * sin($r);
   		$z = $rad * cos($r);
   		move $x 0 $z;
   		setKeyframe;
   	}
   }
   

2. Script Editorの File -> Source Script によってcircleAnimation1.melを読み込む。
3. コマンドラインからcircleAnimation1(5, 100)と打ち込んで実行する。
4. 半径5の円上を球が100フレーム分のアニメーションをする。
   

ここでは球を回転させるためにsin, cosを使用している。
$x = $rad * sin($r); $z = $rad * cos($r);
回転角度$rを$addだけ加算してゆくことによって半径$radの円上を球が回転する。

練習

• 上のcircleAnimation1.melを使って螺旋状に球が動くcircleAnimation2.melを作ってみよう。
  circleAnimation2(5, 100)の結果

まとめ

• MELによるキーフレームのアニメーションではcurrentTimeで時間の設定、setKeyframeでキーフレームの設定を行う。

参考

• リファレンス
• MEL FAQ
• currentTime
• setKeyframe