Java とは Sun Microsystem によって開発された オブジェクト指向のプログラム言語である。
Java には商用・フリーあわせて様々な開発環境があるが ここでは UNIX 上の JDK について説明する。
JDK とは Sun Microsystem によって配布されている
Java の開発環境である。
インターネット( 下の Java 関係のサイトを参照 ) やCDROM などからフリーで入手できる。
JDK は UNIX 以外に Windows, Mac などでも使用できる。
オンライン上のドキュメントとして、 SUN ( http://www.sun.co.jp/ ) に以下の文書が HTML の形式で置いてある。
Java には独立して実行されるスタンドアローンのプログラムと、
Netscape などのブラウザー内で実行されるアプレットがある。
ここでは、まずスタンドアローンのプログラムの作り方を述べる。
プログラムの作り方は C 言語と似ている。
class HelloWorld
{
public static void main( String args[] )
{
System.out.println("Hello World");
}
}
このプログラムを HelloWorld.java という名前でファイルに保存する。
(必ずファイル名とクラスの名前は一致している必要がある。)
# javac HelloWorld.javaエラーが無ければ、HelloWorld.class というファイルができているはずである。
# java HelloWorld.class HelloWorld
アプレットとはNetscape などのブラウザー内で実行される Java の プログラムである。
import java.awt.*;
import java.applet.*;
public class HelloWorldApplet extends Applet
{
public void paint( Graphics g )
{
g.drawString("Hello World", 30, 30);
}
}
このプログラムを HelloWorldApplet.java という名前でファイルに保存する。
(必ずファイル名とクラスの名前は一致している必要がある。)
# javac HelloWorldApplet.javaエラーが無ければ、HelloWorldApplet.class というファイルができているはずである。
< TITLE>
Hello World Applet
< /TITLE>
< APPLET CODE = "HelloWorldApplet.class" WIDTH = 100 HEIGHT = 50>
< /APPLET>
このファイルを test.html という名前で保存する。
( HTML ファイルの名前は適当で良い。)
# netscape test.htmlするとブラウザー内に以下のように表示される。
アプレット上で図形を描画するメソッドの一部を紹介して、その使用例を示す。
import java.awt.*;
import java.applet.*;
public class DrawTest extends Applet
{
public void paint( Graphics g )
{
g.setColor( new Color( 255, 0, 0 ) );
g.drawRect( 10, 10, 50, 50);
g.setColor( new Color( 0, 255, 0 ) );
g.drawArc( 40, 30, 50, 50, 0, 360 );
}
}
このプログラムを DrawTest.java という名前でファイルに保存する。
(必ずファイル名とクラスの名前は一致している必要がある。)
# javac DrawTest.javaエラーが無ければ、DrawTest.class というファイルができているはずである。
< TITLE>
Hello World Applet
< /TITLE>
< APPLET CODE = "DrawTest.class" WIDTH = 100 HEIGHT = 100>
< /APPLET>
このファイルを drawtest.html という名前で保存する。
( HTML ファイルの名前は適当で良い。)
# netscape drawtest.htmlするとブラウザー内に以下のように表示される。