DNS ドメインネームサービス
DNS とは
ホストネームとネームサーバーのところで述べたように、
ホストネームからIPアドレスに変換するためのシステムをDNS( Domain Name Service )という。
各マシンからホストネームを使ってインターネットにアクセスする場合は、
DNSのプログラムが走っているコンピュータ( ネームサーバー )に、そのホストネームに
対応するIPアドレスを尋ねることになる。
そのためには、あらかじめネームサーバーのIPアドレスだけは各マシンがわかっていなくてはならない。
個人的にインターネットに接続する場合も、プロバイダーから必ずネームサーバーのIPアドレスを教えてくれるはずだ。
DNSのしくみ
- ホストネームを使うマシンにはあらかじめネームサーバーのIPアドレスを設定しておく。
- インターネットにアクセスするために、ホストネームが使われる。
- そのホストネームをネームサーバーに送る。
- ネームサーバがそのホストネームに対応するIPアドレスを調べて、返す。
- そのIPアドレスでインターネット上のホストにアクセスする。
例
- ここでは、まず最初にAというマシンにネームサーバーのIPアドレス 192.62.22.5 を覚えさせておく。
- そして例えば、マシンAでWWWのサーバー( http://www.ahoo.com/ )にアクセスしようとする。
- ホストネームのIPアドレスを調べるために、www.ahoo.com をネームサーバーに送る。
- ネームサーバーでは www.ahoo.com のIPアドレス 186.33.15.6 を調べてマシンAに送り返す。
- マシンAでは、インターネット上の 186.33.15.6 のWWWサーバーにアクセスしにゆく。
DNSの構造
DNSはUNIXのディレクトリと同じようなツリー構造になっている。
ディレクトリにおけるルートディレクトリ( / )の代わりに . (ピリオド)を使用して表す。
例えば、indy1.CGtec.ac.jp. が正式なホストネームになるが、たいていは最後のピリオドを省略して使用する。
(使用しているプログラムの方で最後のピリオドを補ってくれる)
prev | next
index | home
Mail