インターネットにおいて、接続されたコンピュータはIPアドレスで識別される。
しかし、IPアドレスは数字が並んだものなので、人間にとっては覚えにくい。
そこで、IPアドレスの代わりに、もっと人間にとってわかりやすいホストネームが使用されることが多い。
例えば、あるコンピュータに
188.76.35.101
というIPアドレスがついていても、その代わりに
computer.nanda.co.jp
というホストネームを使う。(このアドレス・ホストネームは架空のものなので念のため)
しかし、インターネットにおいては、あくまでもコンピュータを識別するためにはIPアドレスが使用されることに変りはないので、
ホストネームからIPアドレスに変換する仕組み( DNS )が必要になる。
ホストネームからこのIPアドレスに変換するための、プログラムが働いているコンピュータをネームサーバーと呼ぶ。
また、このホストネームは1台のコンピュータに対して複数つけても良いので、
違うホストネームが同じコンピュータを指していることもある。
ホストネームはコンピュータの名前の部分と、ドメインネームを表す部分とにわかれる。
ドメインネームと言うのは、とりあえず今はLANを表す名前だと思っておいて欲しい。
上の例だと
computer.nanda.co.jp
のcomputerというのがコンピュータの名前を表す部分、
.nanda.co.jp がドメインネームの部分である。
さらに、ドメインネームの中の jp は日本を表し、co というのは会社組織を表す。
そして、nanda というのがその中のLANを表す。
これでわかるようにこのホストネームは(英語式の)住所を表すやり方と同じになっている。
(日本( jp )の会社( co )の中にある nanda というLANの中の computer という名前のコンピュータ)
アメリカはインターネット発祥の地なので、他の国とは違って国を表す部分が省略されていることが多い。
その他、国別に2文字の略号で決まっている。