その他のコマンド

便利なコマンド

ここでは今まで紹介しなかった、覚えておくと便利なコマンドをリストアップしよう。

J
行の連結
カーソルのある行とその下の行が連結されて1行になる。
(行数)Jと打ち込むと行数分だけJコマンドを繰り返したのと同じ結果になる。
%
対応する括弧への移動
( ), { }, [ ]などの一方の括弧にカーソルを置いて、このコマンドを 使用すると対応する括弧にカーソルが移動する。 もし、対応する括弧が無ければ移動しない。
. (ピリオド)
コマンドの繰り返し実行
直前に実行したコマンドをもう1度実行する。 連続してこのコマンドを使えば何度でも同じコマンドを実行できる。
ただし、繰り返し実行できるコマンドは文字列を挿入・消去・書き換えるコマンドである。
(カーソルを移動するコマンドは無視される)
u
コマンドの取消
直前のコマンドの実行を取り消す。
2回続けてuコマンドを打つと、直前のuコマンドを取り消したことになって、最初のuコマンドの直前のコマンドが再実行される。
(古いviでは以上のようになるが、新しいvi(vim, nviなど)では複数回のアンドゥができるのでuコマンドを打ち込んだ回数分のコマンドの実行が取り消される。)

コマンド使用例

ここではファイルの中の特定の文字列の中からインタラクティブに変換したい文字列だけを変換して行く方法をあげてみよう。
(もし全部を変換したい時はs コマンドを使用すれば良い。)
例えば、ファイル中のtestという文字列からいくつかのものだけをkadaiという文字列に変換するときは以下の要領で行う。

  1. /test/で最初のtestに移動する。
  2. カーソルが移動した先のtestが変換したい文字列ならcwkadai(ESC)によって変換する。
  3. nで次のtestに移動する。
  4. そのtestが変換しないものならさらにnで次に移動する。
  5. 次にカーソルが移動した先のtestが変換したい文字列なら.によって変換する。
  6. 以下、同様にnによって次のtestに移動しながら変換したいものなら.によって変換してゆく。

参考


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