vi とは

vi とはテキストエディターである

vi はテキストエディターと呼ばれるソフトウエアーである。
ワープロと同じようにテキストを書くためのソフトだが、ワープロのように親切な編集機能は付いていない。 (マクロ機能などで機能を追加することはできる)
ワープロよりも軽く動作するのと、普通のテキストを出力するので書いたテキストを 別種類のテキストエディター、ワープロでも使用する事ができる。
(ワープロでは、あくまでプリントアウトする事を前提にしているので 他のソフトで書いたテキストを使えない事が多い)

他のテキストエディター

• UNIX
  • ed
    ラインエディターと呼ばれる、 UNIXでは最も古いテキストエディターである。 UNIXには必ずついている。
    他のエディタが使用できない状況でも使えるので、管理者は覚えておいた方が 良いだろう。
    このedに機能追加したexというエディタをスクリーンエディタにしたものが viである。
  • Emacs ( Mule )
    UNIXではviと並んで最も良く使われる。
    テキストエディターと言うより、統合環境と言っても良い程機能が多い。
    MuleはEmacsを多国語対応にしたもの。
• Windows
  • Mifes
  • 秀丸エディタ
• Macintosh
  • Simple Text
  • Teach Text

なぜviか?

viにはモードという概念があるせいで、初心者には難しいテキストエディターだと言われることがある。
しかし、いったん使い慣れると非常に使いやすいテキストエディターである。
UNIXには必ず付いているし、 WindowsやMac用のバージョンもあるので、インストールすればどこでも使える。 また、日本語対応のviを使えばワープロ代わりにもなる。

vi の種類

vi互換のテキストエディターとして主に以下のものがある。
これらは標準のviと比べて機能の変更・追加が行われている。

• stevie
• elvis
• vim
  これがお勧め。無限回のUndo、マルチウインドウが使える。(日本語対応版はjvim)

これらのviはWindows(DOS), Macなどでも動作する。

どのviを勉強するか?

ここではほとんどのviで使用できる基本的なコマンドについて勉強する。

参考

• vi (リファレンス)
• 「たのしいUNIX」p.259