vi の使い方 (10)
バッファ
viにはバッファと呼ばれるデータの一時的な格納場所がある。
バッファを使うことによってコピーなどを行うことができる。
バッファには3種類ある。
- 名前無しバッファ
名前を付けないでyコマンドやdコマンドを使うと名前無しバッファにコピーされる。
コピーされたデータはpコマンドで取り出せる。
- 番号付きバッファ
ddなどで削除された行が順番にコピーされる。
コピーされたデータは"(番号)pコマンドで取り出せる。
- 名前有りバッファ
aからzまでの英文字と特殊記号の1文字の名前が付いたバッファがある。
同時に2箇所以上をコピーしたり、異なるファイルにコピーするときなどに使用される。
"(英文字)で名前を指定してy,dコマンドを使うと、その英文字のバッファに
データがコピーされる。
コピーされたデータは"(英文字)pコマンドで取り出せる。
例
- "ayy
- カーソルのある行を一行分aバッファにヤンクする。
- "bw
- カーソルのある文字から1単語分bバッファにヤンクする。
- "ap (pは小文字)
- aバッファにあるデータを取り出す。
行単位のデータの場合はカーソルの下の行に出てくる。
それ以外の場合はカーソルの右側に出てくる。
- "bP (Pは大文字)
- bバッファにあるデータを取り出す。
行単位のデータの場合はカーソルの上の行に出てくる。
それ以外の場合はカーソルの左側に出てくる。
参考
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