vi の使い方 (11)

複数のファイル

viを終らないで複数のファイルを扱うには、以下のコマンドがある。

:n

起動時に複数のファイルを引数にとっていた場合はこのコマンドで 次のファイルに移ることができる。

:e file

fileを編集する。

:e#

直前のファイルを編集する。

:rew

現在、編集しているファイルを1文字でも変更している場合には :wによってファイルを書き込んでおいてから、 これらのコマンドを使うこと。

例

# vi tmp1 tmp2 tmp3

1. 最初にtmp1が現れる。
2. :nによってtmp2に移る。
3. 次にもう一度:nによってtmp2からtmp3に移る。
4. :e#によってtmp3からtmp2に戻る。
5. 同じく:e#によってtmp2からtmp3に戻る。
   :e#を繰り返し使うとtmp2とtmp3を行ったりきたりになる。
6. :rewで最初のtmp1に戻ることができる。

# vi tmp1

1. 最初にtmp1が現れる。
2. :e tmp2でtmp2に移る。
3. :e tmp3でtmp3に移る。
4. :rewでtmp1に戻る。
   この場合は:nは使えない。

参考

• vi (リファレンス)
• 「たのしいUNIX」p.309 〜 p.311