簡単なスクリプト

スクリプトを作ってみる

コマンドラインやScript Editorから打ち込んだコマンドをもう一度実行させたい時は再び同じコマンドを打ち込むことになってしまうが、後で実行する必要のあるコマンドは、いったんファイルに書いておいて Script Editorから読み込むことによって何度でも実行できる。

まず、UNIXのコマンドラインからtest.melというファイルをviなどのエディターを使って作る。ファイルの内容は、たとえば以下のように書いておく。 sphere; scale 1 3 1;
MAYAを立ち上げる。
一番上のメニューバーから Window -> General Editors -> Script Editor によって Script Editor を表示する。
Script Editorからtest.melを読み込んで実行する。
そのためには以下の2種類の方法がある。
1. Script Editorの File -> Open Script によってファイルを読み込む。
2. Script Editorの Edit -> Excute で実行する。
この方法では読み込んだスクリプトをScript Editorの下のウインドウで書き換えてから実行できる。
もっと簡単に実行したい時は以下の方法で行う。
1. Script Editorの File -> Source Script によってファイルを読み込むのと同時に実行する。
y軸方向に長くなった球が表示される。

Script Editor内に表示されているコマンドをファイルに保存することができる。
保存しておいたファイルは上の方法によっていつでも実行できる。

すでにMAYAが立ち上がって、Script Editorが表示されているとする。
Script Editorの上または下のウインドウに表示されているコマンドで保存したいものをマウスで選択する。
ちなみに、マウスのダブルクリックで1単語分、3回クリックで1行分、4回クリックでウインドウ全体を選択できる。
Script Editorの File -> Save Script によってファイルを保存する。
保存するファイル名には最期に.melをつけた名前にする。 (たとえばtest2.mel)

上のスクリプト(test.mel)の内容を色々書き換えて実行してみよう。
たとえばmove、scale、rotateやconeその他のプリミティブを作るコマンドを付け加えてみよう。
(各行の最期に ; (セミコロン)を忘れないように)
Script Editorで読み込んだコマンドをScript Editor内で書き換えて実行してみよう。
プリミティブの種類を変えたり、位置や大きさを変えてみよう。
次に書き換えたスクリプトを別のファイルに保存してみよう。
保存したファイルをScript Editorで読み込んで実行してみよう。