現在、個人でインターネットに接続する際、最もよく使用されているのが
ダイアルアップでの接続である。
この方法は通常の電話回線(アナログ、ISDN)を使用して、
必要なときだけインターネットに接続するものである。
1台のコンピュータから最も手軽にインターネットに接続する方法である。
ハードウェアとしてパソコンとモデム(ISDNではTA)を用意すれば良い。
接続のためのプロトコルとしてはPPPが良く使われている。
これらの手順はソフトウェアの設定ができていれば自動的に行われるので ユーザーは気にする必要はない。 また、プロバイダーから知らされるIPアドレスはその時だけの一時的なものなので 接続の度に変わることがある。
複数のコンピュータを電話回線を通してインターネットに接続する方法である。
形式としては専用線と同じだが、常時接続するのではなく必要なときだけ
接続するところが異なる点である。
ネットワーク型の場合、以下の接続方法がある。
双方向での接続はほとんど専用線と同じ感覚で使用できるが、 プロバイダー側からの接続はユーザー側とは関係なく生じるので 電話料金が多額になる恐れがある。
基本的に端末型ダイヤルアップIP接続では、一度に接続できるコンピュータは 1台だけだが、NAT(Network Address Translation)、IPマスカレードなどの機能を使用すると複数のコンピュータから同時に インターネットへアクセスできるようになる。