ディレクトリの操作方法

ディレクトリ操作のためのコマンド

mkdir

ディレクトリを作る
ディレクトリ名はファイルと同じように自由につけることができる。

rmdir

ディレクトリを消す
ディレクトリを消す時にはディレクトリの中にあるファイル・ディレクトリをすべて消すか、他のディレクトリに移動しなければならない。

cd

ディレクトリを移動する
ディレクトリを移動する時はこのコマンドの後にパス名をつける。

• cd kadai1
  kadai1というディレクトリに移動する。
• cd ..
  一つ上のディレクトリに移動する。
• cd ../kadai2
  一つ上のディレクトリの下にあるkadai2に移動する。
• cd
  ホームディレクトリへ移動する。

pwd

現在のディレクトリを表示

mv

ファイルをディレクトリに移動

cp

ファイルをディレクトリにコピー

コマンド使用例

以下ではディレクトリkadai1, kadai2を作って、それらにファイルtest1.c, test2.cを 移動し、その後でkadai1のディレクトリを消している。
それぞれのコマンドを実行した時に自分がどこのディレクトリにいて、ディレクトリの構成がどうなっているかをよく考えながらコマンドを追ってみよう。

# ls     <- 最初test1.c、test2.cというファイルがある
test1.c test2.c 
# mkdir kadai1     <- kadai1というディレクトリを作る
# ls
kadai1/ test1.c test2.c 
# mv test1.c kadai1     <- kadai1にtest1.cを移動する
# ls
kadai1/ test2.c 
# cd kadai1     <- kadai1に移動する
# ls
test1.c 
# cd ..     <- 一つ上のディレクトリ( .. )に移動する
# mkdir kadai2     <- ディレクトリkadai2を作る
# ls
kadai1/ kadai2/ test2.c 
# mv test2.c kadai2     <- kadai2にtest2.cを移動する
# ls
kadai1/ kadai2/ 
# cd kadai1     <- 今度はkadai1を消すためにkadai1に移動する
# ls
test1.c     <- このtest1.cをこのディレクトリから消さないとkadai1を消すことができない
# mv test1.c ../kadai2     <- ディレクトリを消すためにファイルを移動している
# ls     <- kadai1の中にファイルが無い状態になった
# cd ..     <- 一つ上のディレクトリ( .. )に移動する
# ls
kadai1/ kadai2/ 
# rmdir kadai1     <- kadai1を消す
# ls
kadai2/ 
# cd kadai2
# ls
test1.c test2.c     <- さっきkadai1に移動したtest1.cがある
# 

参考

• 「たのしいUNIX」p.68 〜 p.71 p.74 〜 p.77 p.103 〜 p.104