何をどの様に勉強してゆけば良いか

どの様な気持と方法でコンピュータ(CG)の勉強をすれば良いかを以下に並べてみた。

心構え

常に新しい知識を求める事

コンピュータの世界は非常に変化(進化)の激しい世界である。 1年もすれば最新の知識や技術が古くさいものになってしまう。 この世界にいる限りいつも最新のものを求める努力が必要である。

基本的な知識・技術を身につける事

基本的な知識・技術とは、コンピュータやCGの原理に関する知識や タッチタイピングの技術のようなものである。 これほど変化の激しいコンピュータの世界でも基本的な 知識はそれほど古くはならない。 時間的、精神的に余裕のある学生の期間に基礎知識を覚えておけば、 時がたつ程に役にたつことが分かってくるだろう。

具体的な方法

では具体的にコンピュータの勉強をするためにどうするのが良いだろうか。

自分のコンピュータを手に入れる

コンピュータ関係の仕事をする場合には 自分のコンピュータを持っているのは常識である。 早めになんとかして自分用のコンピュータを手に入れよう。 詳しい事は「自分のコンピュータを持とう」を見よう。

インターネットに接続する

コンピュータを手に入れたら必ずインターネットに接続しよう。 今や電子メールのやりとりや、Webで調べものをするのは常識である。 インターネットが無いと仕事ができないといっても過言ではない。

タッチタイピングを練習する

キーボードを見ないで早く正確にキーボードを打つ技術を 覚えておくと一生役にたつ。
最新のものがすぐに古くなってしまうコンピュータの世界で 最も長持ちする技術かもしれない。
詳しい事は「タッチタイピングでいこう」で。

自分から進んでやるべし

授業の進み具合とは関係なくどんどん自主的に勉強してゆこう。 授業内容だけでは知識として足りないので、自分で補う事が必要である。 参考書、雑誌、Webなどあらゆるものを使ってどん欲に知識を吸収してゆく事。 そして、覚えたことは実際にコンピュータを使うことによって始めて身につく。
大抵の人が勘違いしているのだが、コンピュータは頭でやるものではない。 理屈も必要だが、どれだけ多くの時間コンピュータに触っているかで 差がつくのだ。

特定のソフトにこだわるな

今、はやりのソフトの使い方に詳しくなっただけでは、 何年か後に世の中でそのソフトが使われなくなった時に 困ることになる。 どんなソフトだろうと使いたい時に使うことができるように、 どの様な場合にも通用する基本的な原理を覚えておくべきだ。
コンピュータやCGの原理をちゃんと覚えておけば、 たとえ何が来ても恐れることはない。
原理的なことを覚える時に、ちょっとかっこいいインターフェイスや 便利な機能は逆にあまり役に立たない。 面倒くさくても、なぜそういうことができるのか、ということを 考えてみるのが大切だ。

コンピュータ以外のことも覚えよう

コンピュータのこと以外にも興味を持って、 本、映画、音楽、美術展など積極的に読んだり、見たり聞いたりすること。
CGを作る時も、コンピュータ以外の知識や経験が役に立つ。
例えば、ゲームで遊ぶのが得意なことと、実際にゲームを作ることはあまり関係がない。 ゲームのアイデアや企画を立てるのと、そのゲームをプログラミングするのには ゲームの腕は役に立たない。 どれだけゲーム以外のことを知っているかが問題になる。 RPGを作りたいならば、世界の神話や伝説をたくさん知っていれば、 ストーリーを作りやすいだろう。
たくさんのものを見たり聞いたりしている内に、じぶんがどんな ものが好きなのかわかってくる。 そうすれば、その好きなものを元にCGの作品を作れば良い。 人に言われたからとか、はやっているからではなく自分で興味の持てるものを作ろう。

英語もできた方が良いかもしれない

CGに限らずコンピュータの世界では最新の情報は常に英語でやってくる。 (インターネット、マニュアルや論文など) 日本語になった情報はすでに古いものであることが多い。 この世界では積極的に新しいものに接していないと、 あっという間に取り残されてしまう。
別の言い方をすると、英語が読めないというだけで遅れた奴だということになってしまう。 英語はさっぱりわからんと、あきらめる前に何とかコンピュータ関係の文章だけでも読めるようにしよう。 (専門用語だけ覚えれば何とかわかるようになってくるものだ)


Next
Home | Contents
abe@injapan.net