標準入出力

標準入出力とは

リダイレクション

標準入出力をファイルに切替える機能である。
例えば、ウインドウに出力されるデータをリダイレクションによってファイルに書き込んで 保存しておくことにより、いつでもそのデータを後で利用できるようになる。

パイプ

あるコマンドの標準入出力を他のコマンドの標準入出力に切替える機能である。
パイプにより2つ以上のコマンドを組み合わせることによって今まで存在しなかった機能を 簡単に実現することができる。

例1 ( リダイレクション )

あるコマンド(この場合はecho)によって ウインドウに出力されるデータ(testという文字列) を リダイレクション( > )によってdataというファイルに書き込んでいる。

# echo test
test
# echo test > data
# cat data
test
#

例2 ( パイプ )

例えば、あるディレクトリのなかにあるファイルの個数を数えたいと思った時、 UNIXのシェルにおいては関係の無い2つのコマンド(ここではlsとwc)を パイプ( | )で組み合わせることによって 今まで無かった機能(ファイルの個数を数える)が実現できる。

# ls
data1 data2 data3
# wc data1
 32 64 182 
# ls | wc
 1 3 18 
#

lsコマンドによってファイル名のリストを表示できる。
そして、wcコマンドを使うと入力データの行数(最初の数字)、単語数(2番目の数字)、 文字数(3番目の数字)が表示される。
この時、lsコマンドの出力結果をパイプを通してwcコマンドへ送ってやることによって wcコマンドの出力の中の2番目の数字がディレクトリにあるファイルの個数になる。

参考


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