課題 ( UNIX Operation II - AD98 )

サンプルプログラムとヒント

以下のプログラム・ヒントはあくまでも一例である。
プログラミングの方法はこれ以外にも、いろいろ考えられる。
当然、これ以外の方法を考えついた方が評価は高い。

「ファイル名を変換するシェルスクリプト」のヒント
- サンプルプログラムは無し
- ヒント1
  0001, 0002, 0003, ... という数字を表すためにどうすれば良いか?
  - if で10以下、100以下、1000以下の場合に分けて先頭に0を付ける
  - ひょっとしてC言語のprintfのようなコマンドがあるかもしれない!? (探したい人は探してみよう)
- ヒント2
  ファイル名の中に%と%%どちらが含まれているかを判定するには?
  例えば、switchを使うとこんな感じ。 switch($name) case *%%* : echo $name include %% breaksw case *%* : echo $name include % breaksw endsw
- ヒント3
  ファイル名を%または%%の部分で分けるには?
  %・%%の部分に数字をあてはめる方法としては、その部分でファイル名を分割するという方法もある。
  一つの方法として、trというコマンドを使うと以下のようにできる。
```
# set name = aaa%.c
# echo $name | tr '%' ' '
aaa .c
# set dn = ( `echo $name | tr '%' ' '` )
# echo $dn[1]
aaa
# echo $dn[2]
.c
#
```
「MAYAのデータファイルをレンダリングするシェルスクリプト」のための参考プログラムとヒント
(あくまでも参考とヒントなので答えではないことに注意)
- 何フレームまでレンダリングできたか調べるプログラム ( chk.sh )
  (ただし、このプログラムではpersp_test.iff.* というファイルを100フレームまでしか調べていない) set i = 0 while($i <= 100) @ j = $i + 1 <- 次のフレーム番号を調べるためにjを使う if(! -f persp_test.iff.$j) then <- persp_test.iff.$j が無ければifの中を実行する echo $i <- iフレーム目までできている break <- whileのループを抜け出す endif @ i ++ end
- 上のシェルスクリプトの使用例
```
# ls
chk.sh persp_test.iff.1 persp_test.iff.2 persp_test.iff.3 <- persp_test.iff.* という画像ファイルが3フレーム目までできている
# csh chk.sh
3    <- 3フレーム目までできているのがわかる
#
```
- ヒント1
  n フレーム目からMAYAのレンダリングを始めるには Render -s n のようにRenderコマンドに-sオプションをつけて使用する。そして、どこまでレンダリングするかを指定する-eもつける。
  例えば、以下のように打ち込むと5フレーム目から30フレーム目までtest.ma (カレントディレクトリまたは ~/maya/projects/default/scenes/test.ma )のレンダリングが実行される。
```
# Render -s 5 -e 30 test.ma
```
  レンダリングされた画像ファイル(persp_test.iff.5, persp_test.iff.6, ... ) は ~/maya/projects/default/images ディレクトリに作られる。
  また、プロジェクト名を指定するには-projを使う。
  例えば、上のコマンドでNew_Projectというプロジェクト名で作ったデータ(test.ma)をレンダリングするには以下のように実行する。
```
# Render -proj ~/maya/projects/New_Project -s 5 -e 30 test.ma
```
  この場合は~/maya/projects/New_Project/imagesに画像ファイルが作られる。
  この課題においてはプロジェクト名はdefault、カメラ名はperspで良い。
- ヒント2
  ファイル名から拡張子を取り除く方法。
  例えば、変数$nameにtest.maという名前が入っているとする。
  その時、この変数を使って画像ファイル名を表そうとするとpersp_$name.iff.1 はpersp_test.ma.iff.1になって不必要な .ma が途中に入ってしまう。
  この中の.maの部分を取り除きたい時は:rを変数の後に付けてやる。
```
# echo $name
test.ma
# echo $name:r
test    <- test.ma から .ma が取り除かれた
```
  .mb の場合も同じ方法で良い。
  (:rはファイル名から最期にある . (ピリオド)以下の部分を取り除いてくれる機能である)

参考

Render

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