以前に説明したMAYAのデータファイルをレンダリングするシェルスクリプトをさらに実用的なものに作り直してみよう。
Renderコマンドでレンダリングする場合、環境変数$MAYA_PROJECTに設定されているプロジェクトの
なかにあるデータファイルがレンダリングされる。
(MAYAのデータファイルは通常~/maya/projects/$MAYA_PROJECT/scenesディレクトリにセーブしてある。)
下のスクリプト(render.sh)でtest.maとdefaultはそれぞれ自分が作ったデータファイル名とプロジェクト名に置き換えて実行してみること。
ただし、アニメーションのデータはレンダリングに時間がかかるので静止画のデータにすること。
(レンダリングされた画像ファイルはプロジェクトの下のimagesディレクトリに作られる)
set f = test.ma
setenv MAYA_PROJECT default
set dir = ~/maya/projects/$MAYA_PROJECT/scenes
if(-f $dir/$f) then
Render $f
else
echo $f not found
endif
実行方法は以下の通り。
# csh render.sh ここにレンダリングのログが表示される
実際に他の授業などのデータをレンダリングする場合は、以下のように実行するとログアウトしてもレンダリングを続行できるので便利である。 (dataの中にレンダリングのログが書き込まれる)
# csh render.sh >& data &
# csh render2.sh project1 kadai.ma ... <- プロジェクトproject1のkadai.maをレンダリング # csh render2.sh project2 test.mb ... <- プロジェクトproject2のtest.mbをレンダリング #