TIPS

一般

• キーの交換
  キーボードのキーを交換したり別のキーに割り当てるには以下のコマンドを使用する。
  • loadkeys
    コンソールとXでキーを割り当てる。
  • xmodmap
    Xでキーを割り当てるのに使用する。
    実習室ではXしか使わないので、こちらを使えば良い。
  その時、キーコードがわからない時は以下のコマンドで調べる。
• キーコードを調べる
  キーボードのキーのコードを調べるには以下のコマンドを使用する。
  • showkey
    コンソールで使用。(konやXでは使用できない)
  • dumpkeys
    コンソール・Xで使用できる。
• どのプロセス・ユーザーがファイル・ファイルシステムを使用中かを調べる
  • マウントされているファイルシステムがどのユーザー、どのプロセスによって使用中かを表示する。
    (Linux)
    % fuser -vm /dev/cdrom
    (Irix)
    % fuser -cu /dev/cdrom

プログラミング

• 文字列のコピー (C言語)
  文字列のコピーにはstrncpy()を使う。
  strcpy()を使うとバグのもと・セキュリティーホールになりやすい。
• 共有ライブラリを使ったコンパイル(C言語、Linux)
  例えば、共有ライブラリlibX11.soをリンクするときはdlライブラリ(-ldl)をリンクする。
  % gcc test.c -lX11 -ldl
• コマンドの使用しているシステムコールを調べる
  % strace a.out
  open システムコールだけを表示する。
  % strace a.out |& grep '^open'

シェル

• 端末のエコーバックを禁止する
  % stty -echo
  エコーバックを戻すには以下のように実行する。
  % stty echo
  ただし、tcsh などではプロンプト表示時にエコーバックするように設定が戻されてしまうので、 stty コマンドが効いていないように見えるので注意が必要である。
  以下のように、スクリプトファイル内で使えば問題ない。

  #/bin/csh -f
  echo -n Passwd :
  stty -echo
  set passwd = $<
  stty echo
  echo
  echo Passwd = $passwd
  

• ファイル名を拡張子別にリスト表示する。
  % ls -1 |rev |sort |rev
• core ファイルを作らないようにする。
  % limit coredumpsize 0
• あるファイル名以外のファイル名をとる。 (tcsh)
  例えば、*.html以外のファイル名。
  % ls ^*.html
• 連続した数字を表示する。
  例えば、1から100までの数字を表示する。
  % yes | head -100 | cat -n | awk '{print $1}'
  もし、jotコマンドが存在すれば以下のようになる。
  % jot 100 1
• 最期に実行したコマンドの終了ステータスを調べる。
  以下の変数に終了ステータスの値が入る。
  • Bシェルの場合(sh, bash)
    $?
  • Cシェルの場合(csh, tcsh)
    $status
• 変数に入っているパスのついたファイル名から一部だけを取り出す。

  % set file = /aaa/bbb/ccc.ddd
  % echo $file:h
  /aaa/bbb
  % echo $file:r
  /aaa/bbb/ccc
  % echo $file:t
  ccc.ddd
  % echo $file:e
  ddd
  

• 大きさ0のファイルを作る。
  ファイルが存在しない場合は
  % touch file
  または
  % cp /dev/null file
• 大きさ2048byteで中身がNULLのファイル(tmp.dat)を作る。(Linux)
  % dd if=/dev/zero of=tmp.dat bs=1024 count=2
• バイナリファイルにパッチをあてる
  tmp.datに対してtmp2.dat (4byte)のパッチをtmp.datの51byte目からあてるには以下のように実行する。
  % dd if=tmp2.dat of=tmp.dat bs=1c seek=50 count=4 conv=notrunc
• ファイルを分割する。
  (フロッピーなどに大きなデータを分割してコピーする時など)
  • dd を使う。
    • 分割

      %  dd if=file of=file.1 count=2800 
      %  dd if=file of=file.2 count=2800 iseek=2800 
      %  dd if=file of=file.3 count=2800 iseek=5600 
      ...
      %  dd if=file of=file.n count=2800 iseek=22400 
      

    • 復元
      % cat file.? file.?? ... > file
  • split を使う。
    • 分割
      % split -b 1m file これで、xaa, xab, xac ... などという1 Mbyteのファイルができる。
    • 復元
      % cat xaa xab xac ... > file
  • tar を使う。(マルチボリューム対応のtarの場合)
    • 分割
      % tar cfzM /dev/fd0 file
    • 復元
      % tar xfzM /dev/fd0
  • afioを使う。(Linuxの場合)
    • 分割
      % afio -o -v -f -Z -F -b 1024 -s 1440x /dev/fd0H1440
    • 復元
      % afio -i -v -f -Z -F -b 1024 -s 1440x /dev/fd0H1440
• カレントディレクトリの下にあるファイルで、ある文字列 strings を含むファイル名を全て表示する。
  % find . -type f -print | xargs grep -l strings
  xargsコマンドが無い時には以下のようにする。
  % find . -type f -exec grep -l strings {} \;
  または
  % grep -l strings ` find . -type f -print `
  ただし、この方法はfindによって見付かったファイルの数が多いとコマンドが長くなりすぎて 失敗する可能性がある。
• ある文字列を含まないファイル名を出力
  files の中からstringsを含まないファイルの名前を出力する。
  % grep -L strings files...
• 複数の文字列の内の１つを含む行を出力
  files の中からstring1またはstring2を含む行を出力する。
  % grep -e string1 -e string2 files...
• 2つのディレクトリを再起的に調べて、内容の違うファイルを見つける
  % diff -rq dir1 dir2
  Files dir1/file1 and dir2/file1 differ
  Only in dir1/: file3
  Only in dir2/: file4
• 改行文字その他、英数字以外のコードの入ったファイル名のファイルをコマンド(command)で処理する。
  % find . -print0 | xargs -0 command
• fileの行を逆順にする。

  % cat file
  aaa
  bbb
  ccc
  ddd
  % cat file | sort -nr | cut -c 8-
  ddd
  ccc
  bbb
  aaa
  

• fileから空行を削除する。
  % cat file | tr -s '\n'
• UNIX のテキストファイルを Windows のテキストファイルに変換(文字コードと改行コードの変換)
  % nkf -Lw -s unix.txt > windows.txt
  または、
  % nkf --windows unix.txt > windows.txt
• Windows のテキストファイルを UNIX のテキストファイルに変換(文字コードと改行コードの変換)
  UNIX 側の文字コードが EUC の場合。
  % nkf -Lu -e windows.txt > unix.txt
  または、
  % nkf --unix windows.txt > unix.txt
• 改行コードの変換(Windows → UNIX)
  file1 の改行コード(CR+LF)を CR に変換する。
  % tr -d "\015" < file1 > file2
• 改行コードの変換(UNIX → Windows)
  file1 の改行コード(LF)を CR+LF に変換する。
  nkf を使用する方法。
  % nkf -Lw file1 > file2
  sed を使用する方法。
  % sed 's/$/^M/' < file1 > file2
  ^M は^V (Ctrl + V)の後にEnterキーを押す。
  この方法で実行できない場合は以下の様に実行する。
  % /bin/echo -e 's/$/\r/' | sed -f - file1 > file2
  awkを使って実行するには以下の様に実行する。
  % awk '{print $0 "\r"}' file1 > file2
  同じことをperlを使って実行するには以下の様に実行する。
  % perl -pe 's/\n/\r\n/' file1 > file2
  rubyでは以下の様に実行する。 (SJISへの変換も同時に実行している)
  % cat todos.rb

  require "kconv"
  while s = gets
  	print Kconv::tosjis(s.gsub("\n","\r\n"))
  end
  

  % ruby todos.rb < file1 > file2
  または
  % ruby -rkconv -ne 'print Kconv::tosjis($_.gsub("\n","\r\n"))' < file1 > file2
• 改行コードの変換(CR → LF)
  file1 の改行コード(CR)を LF に変換する。
  % tr "\015" "\012" < file1 > file2
• バイナリデータをBase64でエンコードする(Linux)
  % mimencode binfile > outfile
  または
  % mpack -o outfile binfile
• Base64でエンコードする
  % mimencode < file
  または
  % ruby -e 'require "base64"; b64encode(ARGF.readlines.join)' < infile
• Quoted Printableでエンコードする
  メールのヘッダ用(Subject: など)に日本語をエンコード。 (ただし、スペースなどは考慮していない)
  % echo -n '' ; echo -n 'メール' | nkf -j | od -h -w2 | awk '{print $2}' | tr 'a-z' 'A-Z' | sed 's/\(..\)\(..\)/=\2=\1/' | tr -d '\n' ; echo -n '?='
  メール
• Quoted Printableのデータをデコードする
  % mimencode -u -q file > outfile
  または
  % munpack file
  または
  % nkf -emQ file > outfile
  ただしnkfを使うと _ (アンダースコア)がスペースに変換される。
• URLエンコードされた文字をデコードする
  % echo '/%91%8d%96%b1%89%db/' | tr % = | nkf -emQ
  /総務課/
• バイナリファイルをメールに添付(アタッチ)して送る(Linux)
  バイナリファイル(file1, file2)をBase64エンコーディングして、メールに添付して who@aaa.bbb に送る。(file1, file2は圧縮されたファイル、画像ファイル、日本語テキストなど)
  % uuenview -m who@aaa.bbb -b -a file1 file2 < /dev/null
  
• 漢字のコードを調べる
  • シフトJISの場合
    % echo "字" | nkf -s | od -t xC
  • EUCの場合
    % echo "字" | nkf -e | od -t xC
• HTMLファイルからタグを取り除く
  % sed 's/<[^<]*>//g' index.html > index.txt
  または
  % lynx -dump index.html > index.txt
  または
  % w3m -dump index.html > index.txt
• tar アーカイブの中にあるファイルの内容を、標準出力に出力する。
  アーカイブファイル tarfile.tar の中にあるファイル extfile の内容を標準出力に出力するには、 tar コマンドの O (大文字のオー)オプションを使う。
  % tar xOvf tarfile.tar extfile
• tar アーカイブの中から、パスの先頭が .. になっているものを取り出す。
  tar コマンドはセキュリティ上の問題から、 ../file というファイルは先頭の / が取り除かれるので、 取り出すことができないことがある。 そういう場合は、-P オプションを使用する。
  % tar xPvf tarfile.tar ../extfile
• 1 部のファイルを除外して tar アーカイブを作成する。
  除外するファイル・ディレクトリをリストアップしたファイルを作り、 tar コマンドの X オプションを使う。
  以下の例では、dir/test ディレクトリ以下のファイル全部と、dir/tmp/tmp.c ファイルが除外されてアーカイブ tarfile.tar が作成される。

  % cat ext.dat
  dir/test
  dir/tmp/tmp.c
  % tar cvXf ext.dat tarfile.tar extfile dir
  

• ファイルをロックする。
  シェルを使ってロックファイルを作る時にはリンクかディレクトリを作ることによって ロックする。
  普通のファイルを作ることによってロックすると2つ以上のプロセスが走ってしまう ことがあるからである。

  % cat lock.sh
  %!/bin/csh -f
  while(1)
  	ln -s $$ lock >& /dev/null && break
  end
  echo locked $$
  sleep 3
  echo unlock $$
  rm lock
  % csh lock.sh & csh lock.sh & csh lock.sh
  locked 536
  unlock 536
  locked 537
  unlock 537
  locked 538
  unlock 538
  % 
  

• 同じ名前のファイルは上書きしないでコピーする。 (Linux)
  % yes n | cp -i * dir
• manコマンドの出力をファイルに書き込む。 (Linux)
  colコマンドによって余計な文字などを取り去る。
  % man ls | col -b > ls.man
• rshによって実行されたコマンドの終了コードを得る
  % set ret = `rsh remote 'command ; echo $?'`
• シンボリックリンクのリンク先を表示する
  % ls -L
• 現在使っているシェルの種類を知る
  % ps $$
• パスワードの生成
  /etc/passwdなどで使用されている暗号化パスワード生成するには C言語のcrypt()を使用するか、以下のようにperlを使用する。
  % perl -e 'print crypt("aaa", "bb"), "\n";'
  "aaa"がパスワード、"bb"はソルト([a-zA-Z0-9./]からの任意の2文字)
• スクリプト内のコマンドを実行時に表示
  sh(bash)のスクリプトに書いてあるコマンドを実行時に表示させるには set -x -v をスクリプトの先頭に書いておく。
• 簡単なスペルチェッカー(英語)
  file中の単語で辞書(/usr/dict/english)に無いものを表示する。
  % cat file | tr '[A-Z]' '[a-z]' | tr -c '[a-z]' '\012' | sort | uniq | comm -23 - /usr/dict/english
• 10進数を2進数に変換
  例えば、10進数の567を2進数に変換するには
  % (echo "obase = 2"; echo 567) | bc
  1000110111
• 2進数を10進数に変換
  例えば、2進数の1000110111を10進数に変換するには
  % (echo "ibase = 2"; echo 1000110111) | bc
  567
• manコマンドを使用しないでman用データを表示
  % nroff -man manual.man
• makeで並列処理 (gmake)
  以下のような内容のMakefileを作成する。

  all : aaa bbb
  
  aaa :
  	csh aaa.sh
  
  bbb :
  	csh bbb.sh
  
  

  このMakefileを使って以下のように実行すると
  % make -j
  aaa.sh と bbb.sh が並列に実行される。
• 簡単なスペルチェック(英語)
  ispellコマンドを使用する。

  % echo "thiis is aaaa applle" | ispell -a 
  @(#) International Ispell Version 3.1.20 10/10/95
  & thiis 2 0: thins, this
  *
  # aaaa 9
  & applle 1 14: apple 
  

  上記の結果はthiss と applleがミススペルで正しい候補として、それぞれthins, thisとappleが表示されている。
  正しい候補が見つからない単語(aaaa)は先頭に#がつく。
• 文字列の折り返し

  %cat file
  文字文字文字文字文字文字文字
  %nkf -f10 file
  文字文字文
  字文字文
  文字文字
  

• ファイル中の単語の出現回数を調べる。
  file 中にある単語の出現回数を、多い順にリストアップする。

  % tr -cs '[a-zA-Z0-9]' '[\n*]' < file | sort | uniq -c | sort -nr
  99 the
  58 to
  55 of
  54 and
  35 a
  34 he
  30 in
  29 this
  27 or
  24 such
  

• ファイル中の、ある単語を含まない行を表示する
  たとえば、+ または - だけで作られた行を表示しない場合。
  Perl では以下のように実行する。
  perl -ne 'print if ! (m/^[+-]+$/)' tmp.dat

• gvim でマウス中ボタンの設定を無効化する
  以下の内容を、Z:\_vimrc に書き込んで保存する。
  

  map <MiddleMouse> <Nop>
  imap <MiddleMouse> <Nop>
  map <2-MiddleMouse> <Nop>
  imap <2-MiddleMouse> <Nop>
  map <3-MiddleMouse> <Nop>
  imap <3-MiddleMouse> <Nop>
  map <4-MiddleMouse> <Nop>
  imap <4-MiddleMouse> <Nop>
  

  gvim の 編集 → 起動時の設定から Z:\_vimrc を開くことができる。
• 編集中のファイルを最初から、やり直す。
  ファイルを編集中に間違ったコマンドを打ち込んで、どうしても元に戻らない時や、 途中で気が変わってもう一度最初からやり直したい時などには以下の方法がある。
  • :e!で最初の状態にもどしてやり直す。
  • :q!でviを終了して、もう一度同じファイルを編集する。
• 挿入モードで IME をオフにする (gvim)
  :set imi=0 ims=0
  ホームディレクトリの .gvimrc (Linux) 、 または _gvimrc (Windows)に以下の内容を書き込んでおいても良い。
  set imi=0
  set ims=0
  
• カーソルの下にあるファイル名でファイルを開く (vim)
  gf
• カーソルの下にある文字を表す数値を表示 (vim)
  ga
  たとえば、 a の上にカーソルを置いて ga をタイプすると以下のように表示される。
  <a> 97, 16進数 61, 8進数 141
• コマンドラインからの出力をファイルやバッファに書き込む (vim)
  :map や :set などの出力をファイルに書き込む。
  :redir > file
  出力をバッファに書き込む。 たとえば、a バッファに書き込むには以下のように実行する。
  :redir @a
• Tabの左側にカーソルがくるようにする (vim)
  最後の\の後にもスペースが必要
  :set listchars=tab:\ \
  :set list
• 複数行にわたる C 言語のコメントをサーチ (vim)
  1 行以上のコメントをサーチ。
  :%s/\/\*\_.*\*\///
  2 行以上のコメントをサーチ。
  /\/\*\_p*\*\//
• #ifdef #endifの対応を調べる。(vim)
  %コマンドによって対応する#ifdef #endifにカーソルが移動する。
  ただし、vimのみの機能である。
• 体裁を変えずにタブをスペースに変換する。(vim)
  :set expandtab
  :retab
• カーソルの下にある単語をサーチ。(vim)
  カーソルを探す単語の上に移動して*(アスタリスク)を打つ。
• ジャンプする前の位置に戻る。(vim)
  Ctrl+Oで一つ前の位置に戻る。
  Ctrl+Iで一つ後の位置に戻る。
  :jumpでジャンプリストを表示する。
• すべての行を逆順にする。(vim)
  :g/./m0
• 空行を削除する。(vim)
  :g/^$/d
• 有る文字列にマッチしない行を削除。(vim)
  string を含まない行を削除。
  :v/string/d
• あるパターンの行をコピーする。(vim)
  patternが含まれる行を最後の行にコピーする。
  :g/pattern/co $
• 編集中のファイルのリスト。(vim)
  :files

  1 #-  "tmp1"          line 20
  2  -  "tmp2"          line 1
  3 %   "tmp3"          line 1

  編集中のファイルはtmp3 (%)で、1つ前に編集していたファイルはtmp1 (#)である。
• / (スラッシュ)の多い文字列の変換。(vim)
  / 以外の区切り文字を使う(英数字、スペース、バックスラッシュ以外)
  :s,aaa/bbb/ccc/,ddd,
• 数値をインクリメント。(vim)
  数字の上にカーソルを移動して Ctrl+a
• 数値をデクリメント。(vim)
  数字の上にカーソルを移動して Ctrl+x
• インデントの幅を設定(vim)
  :set shiftwidth=(幅)
• ファイルのリスト表示
  以下のコマンドでカレントディレクトリのファイルをリスト表示する。
  :e .
• ファイル同士の違いを表示(vim)
  ウインドウを横分割して違いを表示する。
  :diffsplit file
  ウインドウを縦分割して違いを表示する。
  :vertical diffsplit file
• 編集するファイル中に設定を書き込む(vim)
  ファイルの中に以下の形式で ex コマンドを書いておくと、 vim でファイルを開いたときにコマンドが実行される。
  vim:コマンド:
  以下の例ではファイルを開いたときに set autoindent が実行される。
  vim:set autoindent:
• ファイルの種類ごとに設定を変える(vim)
  以下のコマンドで *.c というファイルには set ts=4 が実行される。
  :autocmd FileType c set ts=4
  または
  ~/.vim/ftplugin ディレクトリに ファイルタイプ.vim というファイルを作り、設定を書いておく。
  その場合、~/.vimrm に filetype plugin on を追加しておく必要がある。
• 改行をまたいだサーチ
  abc.*\_.\nxyz
  で以下のような行がサーチできる。
  abcdefgh
  xyz
  \_. は \_[] でも良い
• 行番号を行頭に書き込む
  :%s/^/\=line('.').' '/
• ex コマンドのヒストリーを編集する(vim)
  :Ctrl+f または q: でコマンドの編集ウインドウが開く。
• サーチのヒストリーを編集・実行する(vim)
  q/ または q? でヒストリーの編集ウインドウが開く。
• 辞書ファイルによる補完 (vim)
  1. 補完したい単語を並べた辞書ファイルを作成し、保存しておく。
  2. ~/.vimrc に以下の記述を追加する.
     set dictionary=辞書ファイルを保存したディレクトリ/辞書ファイル名
     例えば、MELスクリプトのみで使用する辞書ファイルを、 ホームディレクトリに mel.dict というファイル名で保存した場合は、 以下のように記述する.
     autocmd FileType mel :set dictionary=~/mel.dict
  3. ファイル編集中に、インサートモードでCtrl+x,Ctrl+kと入力すると補完候補が表示される

X

• kterm のタイトルを変更(Linux)
  \033]2;タイトル\a というエスケープシーケンスを使用する。
  例えば、コマンドラインからタイトル文字を test に変更するには以下のように実行する。
  % /bin/echo -e '\033]2;test\a'
• フォントの種類を調べる(Linux)
  xfontselコマンドを使用する。
  フォントを決めたらSelectボタンをクリックすることによりフォント名をバッファにコピーできる。 (マウス中ボタンでペースト)
• スクリーンを画像ファイルに保存する(Linux)
  • xwd
    % xwd > screen.xwd
    実行するとマウスカーソルが十字形になるのでウインドウの上でクリックすると、そのウインドウがキャプチャーされる。
    スクリーン全体をキャプチャーするには以下のように実行する。
    % xwd -screen > screen.xwd
    保存される画像フォーマットはXWDである。
  • import
    % import screen.jpg
    コマンドを実行してからマウスをクリックしたままキャプチャー領域を選ぶ。
    画像ファイルのフォーマットは拡張子で決まる。 (たいていのフォーマットで保存できる)
    スクリーン全体をキャプチャーする場合は以下のように実行する。
    % import -window root screen.jpg
    こうするとアプリケーション(Mayaなど)のメニューもキャプチャーすることができる。
• スクリーンを画像ファイルに保存する(IRIX)
  IRIXでスクリーンのウインドウ・デスクトップを画像ファイルに保存するには以下のコマンドを使用する。
  • snapshot
    マウスで保存する範囲を指定できる。
    保存する画像ファイルフォーマットはSGI形式である。
    ただし、OpenGLのウインドウは黒色になってしまう。
  • scrsave
    デスクトップ全体またはピクセル数で範囲を指定する。
    OpenGLのウインドウも正しく保存できる。
• アイコン画像の変更(IRIX)
  ~/.icons ディレクトリに(アプリケーション名).iconという SGI形式の画像ファイルを入れておく。
  例えば、Maya.iconという画像ファイルを置いておけば、 mayaをアイコン化したときのアイコン画像がMaya.iconになる。
• リソースファイルのパス
  ユーザーリソースの優先順位
  1. ~/.Xdefaults
  2. ~/<LANG>/<APPCLASS>
  3. ~/<APPCLASS>
  システムリソースの優先順位
  1. /usr/X11R6/X11/<LANG>/app-defaults/<APPCLASS>
  2. /usr/X11R6/X11/app-defaults/<APPCLASS>

  <LANG>

  環境変数LANG

  <APPCLASS>

  アプリケーションのクラス名
  例えばktermはKTerm

• リソースファイル修正後の再設定
  % xrdb ~/.Xdefaults
  ~/<LANG>/<APPCLASS>の場合はxrdbを使わなくても自動的に設定できる。
• FVWM
  • FVWMのカスタマイズ方法
    ホームディレクトリの.fvwmrcをエディタで編集する。
    ホームディレクトリに.fvwmrcが無い場合は、以下のようにコピーをする。
    % cp /usr/lib/X11/fvwm/system.fvwmrc ~/.fvwmrc
  • アクティブウインドウをキーボードで切替える
    以下を~/.fvwmrc に追加するとAlt+F7キーで切替えることができる。
    Key F7 A M CirculateUp
    また、以下を~/.fvwmrc に追加するとAlt+F8キーで切替えることができる。
    Key F8 A M CirculateDown
    
  • キーボードでウインドウを終了する。
    ~/.fvwmrc に以下を追加するとAlt+F9キーで終了することができる。
    Key F9 A M Quit
    
• ウインドウマネージャを変更する
  例えば、ウインドウマネージャをevilwmに変更するにはxdmを使用していている場合は~/.xsession、使用していない場合(startx)は ~/.xinitrc を以下のような内容で作成する。

  [ -f $HOME/.Xdefaults ] && xrdb $HOME/.Xdefaults
  [ -f $HOME/.xmodmap ] && xmodmap $HOME/.xmodmap
  xsetroot -cursor_name top_left_arrow
  xsetroot -solid blue
  evilwm &
  kterm -geometry +100+100
  

• フォントのリストを表示する
  % xlsfont
• GNOMEのフォントを設定する
  以下のように設定ファイルをコピーして修正する。
  % cp /etc/gtk/gtkrc.ja ~/.gtkrc.ja
• GNOMEの設定を初期化
  % rm -r ~/.gnome*
  % rm -r ~/.gtkrc

画像処理

• 白黒画像への変換式
  I = 0.3*R + 0.59*G + 0.1*B
• Web用に透過・インターレースの画像を作る
  バックが白(#ffffff)の画像(tmp1.gif)を透過・インターレースをほどこされた画像(tmp2.gif)に変換。 (JPEGの場合も同じ)
  % convert -transparency '#ffffff' -interlace Line tmp1.gif tmp.2gif
  
• 画像ファイルの色の値をテキストに変換
  tmp.jpgの色の値を表示

  %  convert tmp.jpg tmp.text
  %  cat tmp.text
  
  0,0: 255,255,255  #ffffff
  1,0: 255,255,255  #ffffff
  2,0: 255,255,255  #ffffff
  3,0: 255,255,255  #ffffff
  4,0: 255,255,255  #ffffff
  5,0: 255,255,255  #ffffff
  6,0: 255,255,255  #ffffff
  7,0: 255,255,255  #ffffff
  8,0: 255,255,255  #ffffff
  9,0: 255,255,255  #ffffff
  .
  .
  
  

  上の出力結果から色の値だけ取り出す方法

  %  convert tmp.jpg TEXT:- | awk '{print $2}' | sed 's/,/ /g'
  
  255 255 255
  255 255 255
  255 255 255
  255 255 255
  255 255 255
  .
  .
  
  

  
  もう一つの方法

  %  convert tmp.jpg PPM:- | sed '1,3d' | od -t u1 -v | sed 's/^[0-9][0-9]*//' 
  
   255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255
   255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255
   255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255
   255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255
   255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255 255
   .
   .
  
  

OpenGL

• コンパイル方法(Linux)
  Linuxにおいて、OpenGLのプログラム(test1.c)をコンパイルするには以下のようにする。
  (ここではGLUTを使っている場合)
  % cc test1.c -o test1 -L/usr/X11R6/lib -lglut -lMesaGLU -lMesaGL -lXmu -lXi -lXext -lX11 -lm

• 現在のランレベルを調べる
  % /sbin/runlevel
  N 2
  現在のランレベルは2、一つ前のランレベルは無し(N)。
• カーネルの最新バージョンを知る
  インターネットに接続しておいて、
  % finger @finger.kernel.org

• ネットワークアドレスへの移動
  ネットワーク上のアドレスに移動する。
  % cd //アドレス/フォルダ
  例えば、移動したいフォルダが \\server\folder で、 server のアドレスが 192.168.0.10 ならば以下のように実行する。
  % cd //192.168.0.10/folder
• 改行コード変換
  % unix2dos [file]
  % dos2unix [file]
  file を指定してあると file を上書きする。
  file が省略されると標準入力から標準出力へ出力する。
• クリップボード
  クリップボード → 標準出力
  % getclip
  標準入力 → クリップボード
  % putclip
  ただし、どちらもテキストデータのみ。
• cygwin 版 start コマンド
  以下のコマンドで、ブラウザが起動され http://www.not-enough.org/abe/ が開かれる。
  % cygstart http://www.not-enough.org/abe/
• 実行可能ファイルで使われている dll を調べる
  ruby.exe コマンドで使用している dll を調べるには以下のように実行する。
  % objdump -p ruby.exe | grep dll
• Cygwinで、コマンド実行時に Command not found が出る場合の解決策
  実行しようとしたコマンドが確かに存在し、パーミッションも正しければ、 以下のコマンドを実行して、マウントポイントが正しいかどうか確認する。
  % mount -m
  mount -f -s -b "C:/cygwin/bin" "/usr/bin"
  mount -f -s -b "C:/cygwin/lib" "/usr/lib"
  mount -f -s -b "C:/cygwin" "/"
  mount -s -b --change-cygdrive-prefix "/cygdrive"
  ドライブ名などが間違っている時は、表示されたコマンドを参考にして変更する。

• ウインドウを閉じる
  Alt + F4 キー
• ウインドウの最小化
  Alt + Space キー, n キー : ウインドウを最小化
• ウインドウの最大化
  Alt + Space キー, x キー : ウインドウを最大化
  Alt + Space キー, r キー : ウインドウを元の大きさに戻す
  Alt + Enter キー : コマンドラインのウインドウを最大化・元の大きさに戻す
• ウインドウのキャプチャー
  PrintScreen キー: 画面全体をキャプチャー
  Alt + PrintScreen キー: アクティブウインドウをキャプチャー
  キャプチャーされた画像はクリップボードへ入る。
• プロファイルの変更(移動 ←→ ローカル)
  移動プロファイルとローカルプロファイルの変更
  設定 → コントロールパネル → システム → ユーザープロファイル → 種類の変更
• パフォーマンス優先の設定(Windows XP)
  メモリーなどを節約して、実行スピードを上げるように設定する方法。
  コントロールパネル → システム → 詳細設定 タブ
  から パフォーマンス の 設定ボタン をクリックする。
  
  パフォーマンスオプション の 視覚効果 タブ で パフォーマンスを優先する を選んで OK ボタン をクリックする。
  
• ファイル名に拡張子を表示(Windows XP)
  マイ コンピュータ → ツール → フォルダ オプション → 表示 → 詳細設定
  の中の
  登録されている拡張子は表示しない
  を OFF にしておく。
• ファイル名の変更
  file1 を file2 に変更
  C:\> ren file1 file2
  複数のファイル test.1 〜 test.30 を tmp.1 〜 tmp.30 に変更
  C:\> ren test.* tmp.*
  (参考)
  画像ファイルのファイル名変更 (Windows)
• コマンドで他ホストの共有フォルダーへ移動する
  otherHost という名前のホストにある folder1 という共有フォルダーへ移動する。
  C:\> pushd \\otherHost\folder1
  戻る場合は以下のように実行する。
  C:\> popd
• コマンドでフォルダー・ウインドウを開く
  コマンドプロンプトで現在のフォルダーのフォルダー・ウインドウを開く。
  C:\> start .
• タスクの表示
  現在実行中のタスクの一覧表示
  C:\> tasklist
  メモリーを 10000K Byte 以上使用しているタスクを表示
  C:\> tasklist /fi "MEMUSAGE gt 10000"
• ポート番号の表示
  現在実行中のタスクがどのポートを使用しているかの一覧表示
  C:\> netstat -ab
• パフォーマンスカウンターの表示
  利用可能なカウンターを表示
  C:\> typeperf -q
  利用可能なメモリーを Byte 単位で表示
  (Ctrl+c で表示を中止)
  C:\> typeperf "\Memory\Available bytes"
  利用可能なメモリーを Byte 単位で 1 回だけ表示
  C:\> typeperf "\Memory\Available bytes" -sc 1
• クリップボードの中を確認
  現在、クリップボードの中にどんなデータが入っているかを確認するためには clipbrd コマンドを実行する。
  
• コマンドプロンプトで補完機能を有効にする(Windows2000, XP)
  cmd /f:on によってコマンドプロンプトを起動すると、
  Ctrl+d でディレクトリ名が、Ctrl+f でファイルの補完機能が使用できる。
  これらのキーを Shift キーと共に押せば逆順にディレクトリ・ファイルが表示される。
• copy によるファイルへの書き込み
  UNIX のシェルにおける cat > file と同じ。
  C:\> copy con file
  This is example
  Ctrl+z ← Ctrl+z で書き込み終了
  C:\> type file
  This is example
• スクリプトによる ftp の実行
  例えば、test.ftp に ftp のコマンドを記述しておいて ftp を実行するには以下のようにする。
  C:\> type test.ftp
  open remotehost
  username
  passwd
  get tmp.txt
  quit
  C:\> ftp -s:test.ftp
• 画像ファイルのシーケンス番号を変更
  例えば、シーケンス番号を、まとめて変更(加算・減算)させるには以下のようなバッチファイル(renum.bat, dorenum.bat)を用意して実行する。

  C:\> type renum.bat 
  set fn=%1
  if %4 LSS 0 goto lessnum
  set n1=%3
  set n2=%2
  set dec=-1
  goto endnum
  :lessnum
  set n1=%2
  set n2=%3
  set dec=1
  :endnum
  set n3=%4
  for /l %%n in (%n1%,%dec%,%n2%) do call dorenum %fn%.%%n %n3%
  C:\> type dorenum.bat 
  set f1=%1
  set f2=%~x1
  set f3=%~n1
  set /a nn=%f2:.=% + %2
  ren %f1% %f3%.%nn%
  C:\> dir /b tmp.iff.*
  tmp.iff.1
  tmp.iff.2
  tmp.iff.3
  C:\> renum tmp.iff 1 3 20
  C:\> dir /b tmp.iff.*
  tmp.iff.21
  tmp.iff.22
  tmp.iff.23
  C:\> renum tmp.iff 21 23 -10
  C:\> dir /b tmp.iff.*
  tmp.iff.11
  tmp.iff.12
  tmp.iff.13
  

• ネットワーク設定の切り替え
  設定を保存する。
  C:\> netsh -c interface dump > netconf.nsh
  保存したファイルを使用して設定を切り替える。
  C:\> netsh -f netconf.nsh
• 共有ファイルをオープンしているユーザーを調べる
  C:\> net file
• net コマンドのヘルプ
  ヘルプの表示。
  C:\> net help
  短いヘルプを表示。
  C:\> net サブコマンド /?
  長いヘルプを表示。
  C:\> net help サブコマンド
• 異なるユーザーでコマンド実行
  C:\> runas /user:ユーザー名 コマンド
• 日付・時刻をデフォールトとは違う形式で出力
  コマンドを使用した方法
  C:\> time /t
  1:23
  C:\> date /t
  2005/01/01
  C:\> for /F "tokens=2" %a in ('echo:^|time') echo %a
  1:23:45.67
  環境変数を使用した方法
  C:\> echo %date%
  2005/01/01
  C:\> echo %date:/=%
  20050101
  C:\> echo %time%
  1:23:45.67
• ファイルの連結
  tmp1 と tmp2 の内容を連結した tmp3 を作成する。
  C:\> type tmp1
  aaaaaa
  C:\> type tmp2
  bbbbbb
  C:\> copy /b tmp1+tmp2 tmp3 または copy /b tmp* tmp3
  C:\> type tmp3
  aaaaaa
  bbbbbb
  C:\> copy /b tmp1 tmp2 tmp3
• ファイルの拡張子の対応を表示
  C:\> ftype
• 「ハードウェアの安全な取り外し」ダイアログを表示する
  C:\> rundll32 shell32.dll,Control_RunDLL hotplug.dll

• 画面キャプチャ

  Shift + Command + 3

  全画面キャプチャ

  Shift + Command + 4

  マウスで範囲指定してキャプチャ

• SafariでJavasriptのデバッグをする
  コンソールで以下のコマンドを実行して、Safariを再起動すると 開発メニュー が追加される。
  # defaults write com.apple.Safari IncludeDebugMenu 1
  
• CUIでログインする
  ユーザー名: console
  パスワード: 無し

• リモートマシンの接続をpingで確認する
  以下のコマンドで1回だけパケットを送付してリモートホスト(hostname)がネットワークに接続されているかどうか確かめる。
  % ping -c1 hostname

• Pluginについての情報を表示(Netscape)
  about:plugins
• 現在のキャッシュの状態を表示(Netscape)
  about:cache
• 現在の画像のキャッシュの状態を表示(Netscape)
  about:image-cache
• 現在残っているヒストリーをすべて表示(Netscape)
  about:global
• 現在見ているページの情報を表示(Netscape)
  about:document
• 現在見ているページの情報を表示(Netscape)
  about:document
• JavaScriptのコンソールを表示(Netscape)
  javascript: