この授業について

始めに

現在では各種の3Dソフトを使用して手軽に3Dのモデリング・アニメーション・レンダリングなどができるようになった。
しかし、映画・ゲームなどの最先端の制作現場では既存の3Dソフトだけでは制作できないシーンを作らなければならない場合が多い。 そのような場合に通常は各種3Dソフトに独自のプラグインを組み込むことによって必要な機能を実現する。 Mayaの場合であればOpenMayaによってプラグインを作ることになるわけである。
ここではOpenMayaのプラグインを制作することによって3Dソフトにおけるプラグインの作り方の一例を学習してゆく。
また、OpenMaya のプラグインに限らず、幅広く CG 制作のためのツールを開発するノウハウもあわせて覚えてゆきたい。

OpenMayaの概略

学習事項

この授業で学習することは以下の通り。

授業の目的

以下の種類のプログラムを一種類以上制作する。

提出物

一年間の授業の最後に以下のものを提出してもらう。

提出方法の詳しいことは後に説明する。

注意

必ず全員にプログラムを作ってもらうので、少なくともC言語でプログラムを作る自信がないと授業についてゆくのが難しくなるだろう。
実際のプログラムはC++だがC言語がわかっていればなんとかなるので、C++については知らなくても良い。 (もちろん知っていた方がもっと良い)

必要な知識

参考

C++の参考書については以下の本が最も信頼できるが内容が難しいので、 その他の入門書を適当に選んで読むのが良いだろう。

プログラミング言語C++ 第3版
B.ストラウストラップ
アスキー
¥7000

OpenMaya および MEL についての参考書・Web上のリソースにはMAYAのマニュアルおよび 日本電子専門学校用教科書「MEL Users Manual & Reference」 以外には以下のものがある。

なお、以下のWebページも参照のこと。

Web

学校以外でこのテキストを見たい時は、同じ内容のものがインターネット上の以下のアドレスにもあるので参考のこと。

また質問その他がある場合は、阿部先生に直接聞くか、以下のアドレスにメールをすること。


Next
Home | Contents
abe@injapan.net